生コンクリート製造の小島建材店(川崎市宮前区)が余った生コンを不正使用した問題で、同社が横浜地裁川崎支部から破産手続きの開始決定を受けた。帝国データバンク横浜支店によると、決定は10月24日付。負債額は不明。
同社は余った生コンを再利用して不正に出荷していたとして、2022年2月に日本産業規格(JIS)の認証を取り消されていた。川崎市が同年7月に公表した調査結果によると、市内20棟でこの生コンが使用されていた。
同社は1972年9月に創業し、2015年3月期の売上高は約7億6800万円を計上していた。