プロ野球の日本シリーズで26年ぶりに優勝した横浜DeNAの南場智子オーナーと三浦大輔監督が11日、日本記者クラブで会見し、2010年のロッテ以来2度目、セ・リーグでは初のレギュラーシーズン3位からの日本一となった喜びを語った。
今年のポストシーズンは、シーズン前に日程が決まった段階で試合時間には仕事を入れず、全試合を観戦したという南場オーナーは「自分自身は何もしていないが、生きていて一番幸せなくらい幸せ。全員が力を合わせてすさまじい努力をした結果が報われてうれしい」と感無量。三浦監督は「(1998年に優勝して)もう一度優勝したいと思っていたが、選手の時はかなわなかった。監督としてタイトルを取れて本当にうれしい」と笑顔を見せた。
本拠地・横浜スタジアムで開幕した日本シリーズは2連敗から4連勝。指揮官は「選手が自分たちでミーティングをしたのが大きかった。自発的に集まって何かを変えないといけないというマインドになっていた」と巻き返した要因を挙げた。2015年にオーナーに就任した南場氏は「毎年、今年こそはと思っていた分、長くかかったと思う」と振り返った。