東京国税局は、管内1都3県(東京、神奈川、千葉、山梨)の酒蔵で、昨年7月から今年6月までに製造された清酒と本格焼酎の品質を評価する酒類鑑評会の結果を発表した。神奈川県内では3酒蔵の5点が優等賞に選ばれた。
県酒造組合の黄金井康巳会長は「東京国税局管内全体で優等賞の数が減り、県内の優等賞も昨年より少なかった。昨年の猛暑で米が硬く溶けにくくなったことで、アルコールの出方と味の出方に関わる発酵のバランスが難しかった。そのバランスをうまくできたところが優等賞に選ばれた」と話した。(石本 健二)
県内の部門別優等賞は次の通り。
【清酒吟醸部門】▽黄金井酒造(厚木市)「盛升(さかります)大吟醸」【清酒純米吟醸部門】▽吉川醸造(伊勢原市)「雨降純米大吟醸HARUMI33」▽金井酒造店(秦野市)「白笹鼓純米大吟醸」【清酒純米燗酒部門】▽金井酒造店「白笹鼓純米酒」【本格焼酎部門】▽黄金井酒造「粕(かす)取り焼酎旗頭」