国立社会保障・人口問題研究所の都道府県別世帯数の将来推計によると、神奈川県内では2050年に全427万4千世帯のうち45.6%に当たる194万8千世帯が1人暮らしとなる。都道府県別では割合が6番目に高く、20年からは6.4ポイントの上昇となる。
このうち65歳以上の1人暮らしは86万7千世帯で、全体の20.3%を占める。20年は12.1%だった。
このまま推移すれば、四半世紀後には独居世帯が半数近くに達し、特に1人暮らしの高齢者の増加が顕著となる傾向が明らかになった。
65歳以上に限定した50年の独居率も20年比で7.4ポイント増の29.1%に上昇。75歳以上では、50年の独居率が20年比6.4ポイント増の30.2%となる。
世帯数は東京都に次いで多い状態が続く。20年の421万世帯から35年には446万1千世帯まで増えるが、これをピークに減少に転じる見通し。1世帯当たりの平均人数も35年に1.96人となり、2人を割り込む。20年は2.15人だった。