鎌倉幕府を支えた三浦一族ゆかりの地、JR衣笠駅前の衣笠商店街(神奈川県横須賀市衣笠栄町)へ一族にちなんだデザインマンホールが新たに設置された。
2022年に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の影響で三浦一族が注目されたこともあり、同商店街は昨秋、新たな街のシンボルがあればと市に相談して、デザインマンホールの設置が実現した。市が製作したマンホールは直径約60センチで、三浦一族の家紋「三つ引両」と衣笠山の桜があしらわれている。製作・工事費は約45万円。
同商店街は、横須賀美術館(同市鴨居)で先月26日から開かれている企画展「運慶展 運慶と三浦一族の信仰」と連携し、商店街内のガレリア会館で一族の和田義盛に焦点を当てた「三浦一族企画展」を開催している。この企画展に合わせて同25日にマンホールもお披露目された。
インスタグラムなど交流サイト(SNS)にハッシュタグ(検索目印)で「#衣笠商店街」「#デザインマンホール」を付けて投稿した先着300人には、10分の1スケールのデザインマンホールマグネットをプレゼントしている。
衣笠仲通り商店街理事長の中西真理さん(55)は「マンホールをきっかけにぜひ三浦一族の聖地に訪れてくれるとうれしい」と呼びかけている。