神奈川県厚木市は14日、発光ダイオード(LED)照明に交換するために市立小学校から回収した蛍光灯の安定器のうち、有害なポリ塩化ビフェニール(PCB)を高濃度に含有するものが191台あったと発表した。
市によると、回収業者から9月に連絡があった。安定器は1校から回収されたのか、複数校から回収されたのかは不明という。業者により市内の学校以外の場所で保管しており、環境省のガイドラインに従って適正に処分するとしている。破損はなく、PCBの漏出は確認されていない。
PCBは電気機器の絶縁油などに使われ、食品公害「カネミ油症事件」を受けて1972年に製造中止となった。