鉄の武器やアイテムをリサイクルしながら使い回し、モンスターを倒していくボードゲーム「リサイクルハンター」をIT企業「面白法人カヤック」(鎌倉市御成町)が開発した。子どもたちにリサイクルを学んでもらう狙いで約500セットを全国の教育施設などに寄付していく。開発担当者は「遊びながらリサイクルの知識を身に付けてほしい」と呼びかけている。
ほぼ100%のリサイクルが可能で環境に優しい鉄をアピールしようと、全国の鉄鋼業者などでつくる日本鉄鋼連盟が同社にゲーム開発を依頼。2023年には鉄でできたすごろくを開発し、リサイクルハンターは第2弾に当たる。
2~4人用のゲームで鉄のナットをゲーム内の通貨として使用。鉄製品をモデルにした「ハサミサイル」や「スコップアロー」などの武器カードを使い、「ジハンキゴーレム」などのモンスターを退治。使わなくなった武器を転炉に入れてリサイクルをすると、ナットの通貨が獲得でき、さらに強力な武器の購入が可能となる。