神奈川県内で2023年に開催された音楽ライブの公演数が1993件となり、コロナ禍前の19年と比べて2.1倍になったことが、財務省横浜財務事務所がまとめたリポートで分かった。全国で4番目に多く、突出した伸び幅だった。横浜・みなとみらい21(MM21)地区で進む音楽施設の集積が寄与していると分析している。
関係団体から聞き取ったリポートによると、19年の県内の公演数は943件で全国で7番目。コロナ禍当初の20年は553件、21年は1630件、22年は1842件。23年は東京都、大阪府、愛知県に次ぐ水準になった。
19年から23年の伸び幅は、上位の和歌山県(1.3倍)や茨城県(1.2倍)と比べても断トツだった。全国の公演数に占める割合は19年は2.9%だったが、23年は5.7%に急伸している。