行方不明者捜索に協力したとして、伊勢原署は18日、神奈川県警の警察犬2頭と担当者に感謝状などを贈った。
同署によると、10月28日午後4時ごろ、伊勢原市内で妻と犬の散歩をしていた60代男性が行方不明になった。同署の要請により横浜市内の訓練所からアサヒ号(シェパード、雌7歳)とウタ号(ラブラドルレトリバー、雌2歳)が出動。アサヒ号が男性宅、ウタ号が行方不明地点から男性の靴のにおいを頼りに足取りをたどり、近隣を徘徊(はいかい)していた男性を約30分後に発見したという。男性にけがなどはなかった。
一緒に捜索した県警鑑識課警察犬係の井上太科也警部補は「暗くて水路が多いエリアで、落ちていたら大変だった。人より3千倍優れているという嗅覚の鋭さを実践、体現してくれた」。感謝状とともに贈られたビーフジャーキーを喜ぶ2頭に「食事は基本ドッグフード。これが食べられると匂いで分かったようだ」と話していた。