神奈川県内の一部で今季一番の冷え込みとなった19日、秦野市内からは冠雪した富士山を見ることができた。山梨・甲府地方気象台が初冠雪を発表した7日以降、天候に恵まれず山頂が白く覆われた姿は確認できていなかった。
権現山(標高243メートル)の展望台からは、街路樹が色づき始めた市街地の向こうに、北側を中心に冠雪した富士山頂が望め、写真愛好家らが思い思いの撮影ポイントから「薄めの雪化粧」を捉えていた。
この日は冬型の気圧配置が進み、秦野市中心部の最低気温は午前6時過ぎで6.6度(同市消防本部調べ)と、今季初の1桁を観測した。