2022年7月、逗子海岸近くの路上で米海軍人から突き飛ばされるなどして海水浴客ら男女4人が重軽傷を負った事件を巡り、在日米海軍司令部(横須賀市)法務部長が22日、横須賀市民法律事務所(同市大滝町)を訪れ、被害者に謝罪した。被害者代理人の呉東正彦弁護士(65)が同日、書面で発表した。
同事件で傷害罪に問われた米海軍人の男性(31)を懲役2年4月、執行猶予4年とした横浜地裁横須賀支部の判決は10月に確定していた。呉東弁護士によると、同部長は、顔面を骨折するなど重傷を負った海の家経営の女性(60)と面会。「被害者の被った著しい肉体的精神的苦痛について米海軍として心から深くおわびし、今後このような事件を二度と起こさないよう全力を尽くします」と謝罪したという。