シングルマザー家庭の子どもを支援する「襟川教育財団」(横浜市港北区)は21日、経済的な理由で就学や受験が困難な学生を対象にした返済不要の学資金の募集を2025年度から始めると発表した。
応募資格は、神奈川県内在住のシングルマザー家庭の子どもで学校長の推薦があることなどが条件。初年度は中学、高校、大学生の計15人を募集。中高生には月額5万円(年額60万円)、大学生には月額6万円(年額72万円)を給付する。
募集期間は来年3月17日から5月15日。同年7月に採否を通知する。
同財団は、ゲーム開発大手コーエーテクモホールディングス(横浜市)の襟川恵子会長を代表理事に昨年3月に設立。襟川さんは横浜市内で会見し、シングルマザー家庭で育った自身の生い立ちにも触れながら、「塾代もシングルマザー家庭には重い負担。子どもたちが自分の力を付けられるよう私の資金提供が少しでも役に立つことができればうれしい」と話した。
募集要項は同財団のサイトに掲載する。