8月に横浜駅西口直結の複合施設ビルから女子高校生が転落し、歩行者の女性にぶつかった事故で、神奈川県警戸部署は25日、重過失致死の疑いで、千葉県君津市、高校3年生の女子生徒=当時(17)=を容疑者死亡のまま書類送検した。
書類送検容疑は、8月31日午後5時55分ごろ、横浜駅に直結する「JR横浜タワー」(横浜市西区南幸1丁目)の12階デッキから転落し、地上を歩いていた横浜市緑区の女性会社員=当時(32)=に衝突して死亡させた、としている。
署は、女子生徒が通行人らを巻き添えにする危険性を認識できたにもかかわらず、自ら転落したと判断した。
通行人から「女性2人が倒れていて血を流している。飛び降りたようだ」と110番通報があり、女子生徒と女性会社員がいずれも心肺停止の状態で病院に搬送され、その後に死亡が確認された。
当時デッキは一般開放されており、女子生徒はガラスの柵を乗り越えて飛び降りたという。