神奈川県警は22日までに、女性警察官への制服スカートの支給について、原則廃止する方針を決めた。近年はスカートよりもズボンを着用する女性警察官が増え、実情に即して対応する。関連条例改正案を県議会第3回定例会本会議に提出し、可決されれば来年2月から新規採用者を対象に支給をやめる。
県警装備課によると、女性警察官は着用する制服についてスカートかズボンのどちらかを自由に選べるが、約20年前まではスカートが定着していた。新人の女性警察官は各警察署の交通課に配属されるケースが多く、捜査部門と比べると激しく動く機会が少なかった上、式典の介添えなどで慣例としてスカートを着用する機会があったことなどが理由という。