横須賀市に教科書採択審議の音声データを情報公開請求したところ、約70万円の手数料納付を求められたのは知る権利の否定で違法などとして、「かながわ市民オンブズマン」が市に手数料負担の取り消しを求めた訴訟を巡り、市は26日、市情報公開条例の手数料を見直す条例改正案を27日開会の市議会12月定例会に提出すると発表した。市によると、改正案が可決された場合、同オンブズマンに求める手数料は910円になるという。
市総務課によると、現状の公開実施手数料は2008年からCD-R1枚につき150円、データ100キロバイトごとに200円となっている。条例改正案は手数料をCD-R1枚につき70円、DVD-R1枚つき100円、1ファイルごとに210円とし、今年9月1日にさかのぼって適用する。