川崎の14階建てマンションで火事 男女2人が死亡 83歳女性と夫か

　27日午後8時半ごろ、川崎市川崎区南町、鉄筋コンクリート造14階建てマンションの13階から出火、火元の部屋約70平方メートルを全焼した。焼け跡から男女2人が心肺停止の状態で見つかり、その後に死亡が確認された。

　川崎署や市消防局によると、この部屋は高齢の夫婦と50代の息子の3人暮らし。死亡した女性は夫婦の妻（83）という。男性は夫とみて身元の確認を進めている。息子は仕事で外出していて無事だった。

　現場はJR川崎駅から南約700メートルの住宅街。近くに住んでいるという男性（80）は「（夫婦の夫が）電話に出ない。世話好きで、何かあると率先してやる人だった」と話していた。