9月の神奈川県伊勢原市長選で初当選した萩原鉄也市長の政治団体「はぎわら鉄也後援会」が、別の政治団体から地方政治活動費として受け取った30万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことが29日、神奈川新聞社の取材で分かった。同後援会の担当者は、県選挙管理委員会に修正を申し出る意向を示した。
県選管が公表した2023年分の政治資金収支報告書によると、政治団体「県歯科医師連盟」は同年3月22日に地方政治活動費として30万円を同後援会に支出。しかし、同後援会はこの収入について記載していなかった。
後援会の担当者は「後援会としての計上をしておらず、(萩原氏が出馬した23年4月の)市議選の(選挙運動費用)収支報告書の収入に記載していた。近く(提出先の)市選管と県選管に修正を行う」とした。