江島神社(神奈川県藤沢市江の島)で29日、来年の干支(えと)「巳(み)」が描かれた大絵馬のお披露目式が行われた。12月1日から来年11月末まで境内参道に飾られる。
大絵馬は高さ2.5メートル、横幅2.6メートルの大きさで、図柄は同神社の美術顧問を務める日本画家片岡華陽さんが描いた。3人の子どもが張り子の巳や七宝柄のまりなどを載せた宝船を思わせる引き車と共に練り歩く様子が描かれ、愛らしい雰囲気に仕上がった。
式では相原侑一郎権宮司(ごんぐうじ)(41)ら神職立ち会いの下、大絵馬のおはらいが行われた。巳は弁財天の使いとして、同神社とも関係が深く、繁栄を象徴するという。堀嵜壮権禰宜(ごんねぎ)(51)は「とても縁起の良い大絵馬が完成した。江の島を訪れる多くの方に見てもらいたい」と話していた。