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【ベイスターズ日本一パレード】沿道にはファンら30万人 主将の牧「見たことがない最高の景色」

カナロコ by 神奈川新聞 2024年11月30日 16時10分

 プロ野球の日本シリーズを制し26年ぶりの日本一に輝いた横浜DeNAベイスターズの優勝パレードが30日、横浜市中区で開催され、沿道はファンや市民ら約30万人(主催者発表)であふれかえった。ルートは横浜ハンマーヘッドから横浜スタジアムまでの約1.5キロ。早朝から大勢のファンが詰めかけ、ミナト横浜は歓喜の渦に包まれた。

 パレードは、午前10時からハンマーヘッド前の特設ステージで出発セレモニーを開催。三浦大輔監督や選手らはオープンカーやオープンバス3台に分乗した。車列はサークルウォーク(歩道橋)の交差点を左折し、横浜赤レンガ倉庫前を通過。横浜税関を左に折れて県庁前から日本大通りに入り、ハマスタ方面に向かった。

 セレモニーで南場智子オーナーは「ベイスターズブルーにぴったりな青い空、そして横浜の海に包まれて夢のように幸福な気持ち。私たちはいつもファンの皆さんや横浜の街に支えられている」と感謝。パレードの実行委員長を務めた山中竹春・横浜市長は「本拠地のハマスタで見事に日本一を勝ち取り、横浜は歓喜に包まれた。市民やファンと喜びを分かち合いたい」と興奮気味に話した。

 フィニッシュ地点では、三浦監督が「『ありがとう』と涙されている方もいて、こちらこそという気持ち。たくさんの人に愛されていると感じた」。主将の牧秀悟選手は「見たことがない最高の景色だった。この景色をずっと見ていたいので、また違う喜び方ができるように来年も頑張りたい」と決意を新たにした。

 ベイスターズは、セ・リーグ3位からクライマックスシリーズ(CS)を突破。日本シリーズでパ・リーグ王者の福岡ソフトバンクホークスを破る「史上最大の下克上」を成し遂げ、1998年以来の栄冠をつかんだ。

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