7月の東京都知事選で選挙運動と無関係な同一ポスターが多数張られるなどした問題を巡り、神奈川県選挙管理委員会の三杉正篤書記長は2日の県議会本会議で、「これまでの想定を超える事態が生じている」との認識を示した。
選挙ポスターの品位保持規定の新設など、国会での公選法改正の議論を注視するとともに、公共の秩序を乱す内容のポスターについては、県警などと連携して県迷惑行為防止条例など現行法規を適用して対応するとした。
都知事選では過去最多の56人が立候補し、ポスター掲示板の枠が足りず、一部の候補者はクリアファイルに入れて枠外に取り付ける事態となった。公平性が損なわれたとして訴訟も起こされた。