紅葉の見頃に合わせ、昭和初期に建てられた古民家の緑水庵(あん)(神奈川県秦野市蓑毛)が8日まで、ライトアップされている。訪れた家族連れなどが庭先や窓越しからライトに彩られた晩秋の風景を撮影していた。
緑水庵は1930年に市内に建てられた葉タバコ農家の住宅を移築。緑水庵管理運営委員会などが整備している。関係者は「例年より紅葉は1週間くらい遅い。今後さらに色づきは進み、ライトアップ最終日まで楽しめる」と話していた。
今年は地域の交流拠点として周辺を整備。駐車場を広げ、大型バスの乗り入れができるよう県道からの進入路を拡幅、臨時駐車場としても使える多目的広場も設置されるなど、ハード面でも来訪者を迎える態勢が整った。
入場無料。ライトアップは日没から午後7時半まで。