横浜高速鉄道みなとみらい線(MM線)の全6駅で4日、タッチ決済サービスの実証実験が始まった。交通系ICカードを持たないインバウンド(訪日客)の利用が増えており、利便性を高める。
乗車券を買わなくても、タッチ決済対応のクレジットカードやスマートフォンを改札機の専用リーダーにかざすだけで通過できる。相互直通の東急線は世田谷線を除く全駅で対応済みで、乗り換え客にとっても便利になった。
横浜高速鉄道によると、今年は昨年に比べ、沿線全体でインバウンドの利用が増えている。ただ、券売機周辺で乗車券の買い方が分からずに戸惑う訪日客も多いといい、担当者は「これでスムーズにMM線を利用してもらえる」と話す。
事前に運賃を支払って発行されたQRコードでも通過できる。