伊勢原市は今月から、市の交流サイト(SNS)、LINE(ライン)公式アカウントを一新し、子育て世帯の支援や各種証明書発行の効率化を図る。
子育て支援ではLINEの基本メニューのタブに「子育て」を追加し、子育てイベントのほか妊産婦、乳幼児に関する教室や相談予約などをまとめた。ポータルサイトでは、目的や年齢などから該当する支援事業などを検索できる。
市立小中学校の保護者向けには、学校への欠席、早退、遅刻などの連絡がLINEで行えるようになった。学校から保護者への連絡も紙プリントに代わってスマートフォンでできるようになる。伊勢原小では11月から、中沢、成瀬中では今月以降に開始し、2025年度中に市内全14校での運用を予定している。
住民票の写しや戸籍関係の証明書などの郵送請求もクレジットカードなどで決済処理を行い、手数料を定額小為替で郵送する必要がなくなる。納税証明書や住民票記載事項証明書なども郵送請求できるようになるという。
市担当者は「市民の利便性向上とデジタルデータによる職員の事務効率化に期待している」と話していた。