「飲酒運転ダメ、絶対に。ヨロシク!」─。忘年会シーズンに入り、県警が飲酒運転根絶に向けて注意喚起するための動画を交流サイト(SNS)で発信している。協力したのは、プロ野球・横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督。悲惨な交通事故を減らそうと、「番長」が力強くメッセージを発している。
12月は飲酒運転根絶強化月間で、県警交通総務課が3日から約1分間の動画の発信を始めた。ユニホーム姿の三浦監督は「運転前のその1杯があなただけでなく、あなたの家族の幸せを一瞬にして奪ってしまうかもしれません。お酒が運転に与える影響は自転車に乗っている時も同じです」などと注意を呼びかける。
ベイスターズは今季、26年ぶりに日本一に輝いた。三浦監督は「皆さんと一緒に喜びを分かち合えたことは最高でした。この幸せがいつまでも続きますように。交通ルールを守りましょう」と言葉に力を込め、「ヨロシク!」と、おなじみのフレーズで締めくくっている。
今年1月からの県内の交通事故による死亡者数は10日現在で102人。過去最少ペースで推移してきたが、今月は飲酒運転の疑いがある死亡事故が2件続いた。
同課は「お酒を飲んだ後、大丈夫だろうと軽い気持ちで運転した結果、事故を起こして尊い命を奪ってしまうかもしれない。『飲酒運転を絶対にしない、させない』という意識を強く持ってほしい」としている。