部下隊員にパワーハラスメント行為を行ったとして、海上自衛隊は18日、海洋業務・対潜支援群司令部(横須賀市)の50代の男性幹部を停職2カ月の懲戒処分とした。
横須賀地方総監部によると、男性幹部は2023年6月ごろから9月ごろまでの間、当時所属していた部隊の部下隊員に対し、「バカ」など日常的な暴言や威圧的な言動を行い、精神的苦痛を与えたとしている。部下隊員は精神疾患を発症し、現在も療養中だという。
同隊員の同僚隊員が昨年9月、上級司令部に報告したことで発覚。調査に男性幹部は「ハラスメントと捉えられる指導や言動をしたことを反省している」と話しているという。