相模原市議会の会派「日本共産党市議団」(2人)が19日、なくなった。今宮祐貴市議の離党に伴うもので、同日の本会議終了後に会派解消届が提出された。
今宮氏は離党の理由について「党から私や家族へのハラスメントが長期にわたり繰り返された。家族を守るため、苦渋の決断だった」と説明。「今後は無所属議員として市民福祉の向上、子や孫に引き継げる市政の発展へ尽力したい」と述べた。8日に自身のSNSで離党届提出や理由を発信していた。
一方、党北部地区委員会も同日、今宮氏の離党を発表し、「党議員として市議会に送っていただきながら、離党という事態となったことについて、市民のみなさまに心よりお詫び申し上げます」とのコメントを出した。ハラスメントの有無について、堀口望委員長は「調査中」と述べるにとどめた。
今宮氏とともに同党市議団を構成していた羽生田学氏は「会派はなくなるが、今後も党議員として活動していく」としている。
議会局によると、同党の会派は1967年から存在し、69年になくなった後、71年に復活。以降、約53年間途絶えていなかった。
新たな会派構成は自民党14人、さがみみらい9人、公明党8人、立憲民主党5人、日本維新の会3人、颯爽3人。残る3人が無所属。