崎陽軒(横浜市西区)は来年2月1日、「シウマイ弁当」を120円値上げし、1070円にする。3年連続の値上げで、横浜のソウルフードは千円の大台を超える。
25日に発表した。シウマイの原料である豚肉や干帆立貝柱、弁当用のコメの仕入れ価格の上昇分を反映する。値上げラッシュが始まった22年10月に900円、23年10月に950円に引き上げていた。10年前は770円だった。
値上げは弁当のほか、各種「シウマイ」、「ギヨウザ」、中華まん、月餅、レトルトも含まれ、全159品のうち113品が対象。「昔ながらのシウマイ15個入」は40円増の700円、「炒飯(チャーハン)弁当」は70円増の1050円となる。
経費削減や生産性向上による経営努力だけでは昨今の物価高騰に対応できないと判断した。担当者は「引き続き品質とサービスの向上に努める」として、理解を求めている。