県教育委員会は25日、女子生徒に対し複数回のわいせつ行為をした公立中学校の50代男性教諭ら教職員3人を懲戒免職処分とするなど6件の懲戒処分を発表した。
県教委によると、県西地区の公立中の50代男性教諭は2021~23年、顧問を務めていた運動部の女子生徒にショートメッセージサービス(SMS)で繰り返し生理の報告を求めるなどした。さらに、この生徒が教室内で着替える際に退室せず、スポーツウエアの上から下着が透けていないか目視したほか、自家用車に同乗させ「キスはしたのか」などの不適切な発言をしたとしている。男性教諭はわいせつの意図を否定し、「体の状況に応じた運動計画を立てるためだった」などと説明しているという。
県央地区の公立小の60代男性非常勤講師は今年6月、校庭での授業中に女子児童の服の上から胸部や腹部を触った。綾瀬市内の県立高校の男性教諭(29)は10月、帰宅途中の駅でスマートフォンで女性の下着などを盗撮した。