新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸)は、深海の生き物の生態などを紹介する特別展示「えのすいの深海展」を開催している。同館前に広がる相模湾の深海で生きている魚や甲殻類などを水槽で展示している。4月6日まで。
同館によると、深海は太陽の光が届かないため水温が低く、水圧も高いなどの過酷な状況にあり、深海の生き物は、何でも食べる食性を持つという。
同展では、ツボダイやユメカサゴなどの魚、オオコシオリエビやオオグソクムシなどの甲殻類のほか、条件が整えば「深海のアイドル」として親しまれているメンダコも水槽で見られる。チョウチンアンコウなどの標本も展示する。
期間中、同館で常設展示されている有人潜水調査船「しんかい2000」やクラゲ展示「クラゲファンタジーホール」に深海をイメージさせる投影などの特別な演出が加わる。スタンプラリーや同館スタッフが展示内容を案内する「深海探検ツアー」も行われる。
同館の担当者は「正月やバレンタインデーなどの季節に合わせた工作のワークショップもある。一人でも多くの方に深海を身近に感じてもらいたい」と来場を呼びかけている。
問い合わせは、同館電話0466(29)9960。