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へび年にちなむ収蔵品ですてきな1年を 横浜ユーラシア文化館でミニ展示、20年ぶり画像石拓本も

カナロコ by 神奈川新聞 2025年1月9日 7時0分

 横浜ユーラシア文化館(横浜市中区)が今年の干支(えと)、ヘビにまつわる収蔵品を紹介するミニ展示を開催している。同館は「ヘビたちがすてきな一年を引き寄せるお手伝いができれば」と来場を呼びかけている。

 常設展示室内のミニ展示は9点。浮彫装飾を施し、2匹の龍蛇を獅子が左右から支える姿を表現した、紀元前2500~2300年のイランの石製容器(高さ8.3センチ、直径11.8センチ)や、フィリピン・ルソン島北部で男性が儀式などの際に身に着けるヘビの椎骨とワニの骨の首飾りなどが並ぶ。上半身が人で下半身がヘビのような神像を描いた画像石の拓本は、約20年ぶりの展示という。

 巳(み)年生まれの年女という東京都世田谷区の女性(71)は「首飾りはヘビの骨がリアルに分かり、石製の器もきれいだった」と喜んでいた。

 主任学芸員の高橋健さんは「へび年にちなんだ企画だからこそ見られるものもあり、この機会にぜひ注目してほしい」と話している。

 ミニ展示は3月30日まで。午前9時半~午後5時。月曜休館(祝日の場合は翌火曜日)。観覧料は一般200円など。問い合わせは同館電話045(663)2424。

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