神奈川県警幸署は9日、電子計算機使用詐欺の疑いで、綾瀬市寺尾台4丁目、中国籍で職業不詳の男(29)を再逮捕した。
再逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀し、昨年12月5日から6日までの間、横浜市西区と川崎市川崎区のコンビニATMで、他人名義のキャッシュカード2枚を使って、3回にわたり、同容疑者らが管理する口座に計約1999万円を不正に送金した、としている。
署によると、「お金に困っていた」などと供述し、容疑を認めている。
昨年12月6日午後8時過ぎ、川崎駅周辺をパトロールしていた警察官が男に職務質問したところ、約100枚の他人名義のキャッシュカードと、現金約100万円を所持。現金は、他人名義の口座から不正に引き出したとされている。
男はインターネットを介していわゆる闇バイトに応募したといい、「(カードは)指示役からの指示で受け取った。自分の名義じゃない」などと供述したという。
男は翌7日に犯罪収益移転防止法違反容疑で逮捕後、釈放されており、同月17日に窃盗容疑で逮捕、27日に同罪で起訴されている。