川崎市は10日、多摩区登戸新町の約1100世帯に対して、2023年4月から24年12月までの「市政だより」と「議会かわさき」を計27回配布していなかった、と発表した。市が委託しているポスティング業者に渡した配布リストに誤りがあったという。
川崎市総務企画局によると、22年9月から市内全域で町内会・自治会と業者の併用による配布がスタートした。23年4月に登戸多摩川町会長が「市政だより5月号」から業者のポスティングに変更した。その際に同町会が多摩区登戸新町と多摩区登戸にまたがっているにもかかわらず、市が多摩区登戸のみを業者の配布エリアに登録したという。
昨年12月に市が市内全域の配布方法を確認したところ漏れていたことが発覚。市政だよりは計21回、議会かわさきは計6回未配布だったが、住民からの指摘は一度もなかったという。