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「はたらく細胞」×再生医療 神奈川県のサイトやチラシにキャラ登場 施策をPR

カナロコ by 神奈川新聞 2025年1月12日 6時0分

 県は、「再生・細胞医療の産業化」や「薬物乱用防止」の取り組みを県民に分かりやすく伝えるため、人気アニメ「はたらく細胞」とコラボレーションして普及啓発活動を行う。

 県によると、「はたらく細胞」は擬人化された人体で働く無数の細胞が病原菌と戦う姿を描いた漫画が原作のアニメで、漫画のシリーズ累計発行部数は1千万部を超えるヒット作品。体の仕組みを分かりやすく知ることができるとして幅広い世代から支持されているほか、医療関係者からの評価も高く、教育現場でも活用されているという。

 県は次世代の治療法として注目される「再生・細胞医療」の研究開発を支援しており、県のホームページに同アニメのキャラクターが登場し取り組みを紹介するほか、イベントなどで再生・細胞医療について漫画で伝えるチラシを県内の中高生などに配布する。

 薬物乱用防止の取り組みでは、横浜と海老名の両市内にある計3カ所の映画館の上映前動画広告と、みなとみらい(MM)線元町・中華街駅のホームドアのデジタルサイネージ(電子看板)でキャラクターが登場する啓発動画を放映する。このほか、薬物乱用防止教室などでキャラクターに啓発メッセージを添えたウエットティッシュなどを若年層を中心に配る。

 7日の定例会見で発表した黒岩祐治知事は「今回のコラボを通じ、特に未来を担う若い世代に県の取り組みや思いをしっかりと伝えたい」と話した。

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