次世代の神奈川のエースを予感させる走りだ。12日、京都府で行われた全国都道府県対抗女子駅伝の2区で出走した勝呂は、実業団選手と肩を並べる区間5位の快走を見せた。高校1年時から3年連続の出場を果たし「走り終わって倒れてもいいつもりだった。力を出し切れた」とすがすがしい笑顔で振り返った。
中盤に大阪の実業団選手から抜かれるも焦りはない。「逆に引っ張ってもらえば走りやすい」と冷静に追った。県高校駅伝4連覇を果たし、昨年12月の全国高校駅伝でも都大路を走ったことで大舞台への自信に満ちあふれていた。
パナソニックのクイーンズ駅伝2連覇(2018年)を見て実業団選手に憧れた。来年は同社陸上競技部に入部予定だ。「もっと厳しくなるけど、憧れてきた駅伝を中心にパナソニック、神奈川を引っ張れる選手になる」と進境著しいホープはさらなる躍進を誓った。