社民党が今年の参院選に国政政党としての生き残りをかけている。前身の旧社会党結成から80年。政党要件の維持には全国比例得票が2%以上、もしくは3人以上の当選が必要だ。昨年総選挙の得票は1.7%、当選者は1人どまりで「崖っぷち」と危機感を強める福島瑞穂党首(参院比例、県連合代表)は「成人の日」の13日、若者層からの支持拡大に向けJR新横浜駅前の街頭活動に立った。
「学びや雇用の安心を守り平和を貫く。若い人たちは政治をあきらめないでどんどん参加してほしい」。福島氏は同日、横浜アリーナで開かれた「二十歳の市民を祝うつどい」に向かう来場者に呼びかけた。
「今年は三つをとにかくやる」として(1)食料品への消費税ゼロ(2)教育無償化(3)賃上げ-を列挙。「参院でも与党を過半数割れに追い込む」として参院神奈川選挙区(改選定数4)でも候補擁立を目指す意向を示した。