国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「風流踊(ふりゅうおどり)」に登録されている三浦市・三崎の伝統芸能「チャッキラコ」が小正月の15日、海南神社などに奉納された。紅を引いて着飾った地元の少女たちが可憐(かれん)な踊りを披露し、詰めかけた約300人(主催者発表)の観客を魅了した。
4歳から12歳までの19人が赤や黄色の晴れ着をまとい、化粧をして整列。扇や「チャッキラコ」と呼ばれる綾竹を使い分け、家内安全や大漁の願いを込めて6演目を踊った。音頭取りを務める「ちゃっきらこ保存会」の女性の唄に合わせ、ときにリズミカルに、ときにゆったりと踊るしぐさが愛らしかった。