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警報音に黒煙…平塚で初期消火に貢献、接骨院院長を表彰「無我夢中だった」

カナロコ by 神奈川新聞 2025年1月16日 5時10分

 火災の初期消火に協力したとして、平塚市消防本部は「そうけん鍼灸(はりきゅう)・接骨院」(同市八重咲町)の加藤慎太郎院長(39)に表彰状を贈った。

 市消防本部によると、加藤さんは昨年12月3日午前11時55分ごろ、郵便物の確認のために外に出たところ、向かいのアパートから警報音が聞こえ、3階から黒煙が出ているのを発見。火元の部屋へ向かったところ、調理中の鍋から炎が上がっていたため、火の付いた鍋を共用廊下へ運び出し、ぬらしたタオルをかぶせ消火した。その後、ガスこんろ付近にもまだ炎があることに気付いたため、建物に設置されていた消火器で消した。この火災によるけが人はおらず、ほかの部屋への延焼もなかったという。

 今月11日の表彰式で加藤さんは「ほかの部屋に燃え移らないようにと無我夢中だった」と振り返った。田中一雄消防長は「被害を最小限にとどめられたのも、的確かつ迅速な行動のおかげ」と功績をたたえた。

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