横浜市立中山小学校(同市緑区)の児童と神奈川を中心に展開するラーメンチェーン「七志(ななし)」が協力して開発したオリジナルラーメンが17日から、七志らーめん中山店(同)で期間限定で販売される。郷土愛と夢が詰まった渾身(こんしん)のラーメンを約8カ月間かけて完成させた児童は「地元の人に愛される一杯になってほしい」と願いを込める。
この異色のコラボレーションは、昨年6月に同校3年3組の児童がクラスに持参した1枚のチラシがきっかけとなった。七志が主催する「『夢のらーめん』お絵かきコンテスト」の案内で、小学生以下を対象に理想のラーメンを募集し、最優秀賞のラーメンを同店が再現してプレゼントする企画だった。
同クラスの児童27人は満場一致で企画への参加を決定。総合の授業の時間を活用して全員応募したが、いずれも落選に終わった。しかし、諦め切れない児童の思いを受け、担任の白須沙也香教諭(36)が七志の平英樹社長に「子どもたちのために夢のらーめんを実現させたい」と直談判。熱意に打たれ、同店が快諾したことでコラボが実現した。
価格は1080円(税込み)で、販売は2月28日まで。月曜定休。