日本原水爆被害者団体協議会(被団協)事務局次長の和田征子さん(81)によるノーベル平和賞授賞式の報告会が19日、横浜市神奈川区のかながわ県民センターで行われる。
昨年12月にノルウェー・オスロで開かれた授賞式の様子や現地での交流について、和田さんが紹介。核兵器廃絶に向けた今後の課題などについても語るという。
また、国際政治に詳しい青山学院大の羽場久美子名誉教授や、平和学が専門の明治学院大の高原孝生名誉教授らもスピーチする。
主催する同市非核兵器平和都市宣言市民のつどい実行委員会の担当者は「報告会が被爆者運動を広げる新たな出発点になればいい」と期待。「ノーベル平和賞受賞の意味を、さまざまな世代に考えてほしい」と来場を呼びかけている。
午後6時から2時間。資料代800円(高校生以下無料)。問い合わせは、実行委事務局電話090(8726)5227。(板倉 大吾)