大和市は子育て世代に人気が高い「屋内こども広場」の利用料金について、市外者に限定した値上げに踏み切る。過半数を占めるまでに増えた市外利用を抑えることが主な目的。現行の300円から最大で3倍の900円に引き上げる条例改正案が2024年12月の市議会で可決され、26年4月から実施される予定だ。
大型遊具を備えた同広場(占有面積1200平方メートル)は、市が16年11月に整備した大型の市文化複合施設シリウス(同市大和南)内に開設した。0~2歳を対象にする無料の「ちびっこ広場」、3~8歳が利用する有料の「げんきっこ広場」などからなる。
当初から一定の集客が見込まれており、げんきっこ広場の料金は市内在住の子どもは200円(105分入れ替え制、定員75組程度)、大人は300円(1日)に対し、市外者は同じく300円、400円と高めに設定した。