綾瀬市は18日、国内最高峰のカーレース全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する「日本レースプロモーション(JRP)」(東京都千代田区)と地域連携に関する協定を締結した。市内に拠点を置くカーレースチーム「B-Max Racing Team」(同市深谷中)が選手権に出場しており、モータースポーツを通じた地域振興を目指す。
同チームは2022年10月、地域活性化に向けた覚書を市と締結し、市庁舎や各種イベントでの車両展示や工場見学会、ステッカー添付によるPRなどを実施してきた。活動をさらに発展させるため、協定を働きかけて締結が実現したという。
市役所(同市早川)で行われた締結式には橘川佳彦市長やJRPの上野禎久社長、組田龍司チーム代表らが出席。橘川市長は「サーキット場を持たない自治体では初めての協定になった。取り組みは綾瀬とモータースポーツを盛り上げる架け橋になる」とあいさつした。
上野社長は「選手権大会の映像などが提供できるのでシティープロモーションに活用してほしい」と説明。組田代表は「チームの認知度が上がり、市民の応援を実感できるようになった」と活動の成果を語った。
会場ではドライバーらのサイン会も行われて約50組が集まった。3回目となった市庁舎での車両展示は今月31日まで。