野球日本代表「侍ジャパン」のトップチームで監督を務める井端弘和さんが20日、母校の川崎市立川中島小学校(同市川崎区)で講演した。体育館に集まった小学6年約100人に向けて、「夢をかなえられる人の条件」を説明。講演のきっかけは、一人の男子児童からの手紙だった。
昨年6月ごろ、同校の男子児童(12)が「川崎市制100周年を一緒に祝いたい。時間があれば学校に来てほしい」と手紙を送り、井端さんが「来てほしい気持ちが率直に伝わってきた」と快諾したことで実現した。届いた手紙は今でも家にあり、写真を撮って携帯にも保存しているという。
講演では自らの経験を踏まえて、「人に流されずに前向きに過ごすことが重要」と強調。また「周りの人の話を聞いた方が良い。親や先生に反抗することもあると思うけど、頭の片隅に置いてほしい」と話した。