業績低迷が続く日産自動車(横浜市西区)は21日、グループ会社・日産車体(平塚市)の湘南工場の生産体制を縮小する方針を明らかにした。現在生産している2車種のうち、小型商用バン「AD」の生産を11月に終了する。ホンダとの統合協議に入った日産だが、合理化策の実行が統合の条件とされている。日産は、計画の具体化に向けた検討を急ぐ。
同工場は日産車体の本社機能も備えた拠点で、生産能力は年間15万台。ADと、商用バン「NV200バネット」の2車種を製造している。ADの2023年度の生産台数は7千台。生産終了後は、NV200バネットのみとなる。