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横須賀の街、地図や模型で知る今昔 幕末から現在までたどる企画展が開催 横須賀市自然・人文博物館で

カナロコ by 神奈川新聞 2025年1月22日 5時30分

 横須賀の街の変遷を知ることができる企画展「市街地が語る横須賀~中央・追浜の先駆性と変貌~」が横須賀市自然・人文博物館(同市深田台)で開催されている。資料や模型などを通し、今昔を比較しながら学べる。企画した同館職員の亀井泰治さん(64)は「街を築いてきた先人たちの足跡を感じて横須賀の街を愛し、誇りを持ってもらうきっかけにしてほしい」と期待している。

 展示は学芸員と1級建築士の資格を持つ亀井さんが昨年、関東学院大の黒田泰介教授と共著で出版した「軍港都市 横須賀・下町地区の都市形成~防火建築帯によるまちづくり~」をベースに構成した。幕末期から令和の現在にわたり、横須賀の街並みがどのように発展を遂げてきたのかを地図などを用いて紹介している。

 現在、横須賀の中心地は変化の渦中にある。京急線横須賀中央駅前の再開発事業を巡り、商業ビル「横須賀プライム」が昨年2月に閉館。2029年5月末にはホテルや共同住宅などが入る33階建ての高層複合ビルとして生まれ変わる予定だ。亀井さんは「三浦一族やペリー来航の歴史などで横須賀を語ることは多いが成り立ちを知らない方が多い。『街は変化しながら生きている』と感じてもらいたい」と展示を企画した。 

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