神奈川県警高速隊は22日、道路運送車両法違反(自動車登録番号標の表示義務違反)と道路整備特別措置法違反(不正通行)の疑いで、東京都町田市、無職の女(22)を逮捕した。
逮捕容疑は、昨年6月2日午前5時35分ごろ、横浜市港北区の第3京浜都筑インターチェンジ(IC)でナンバープレートを付けずに乗用車を運転し、自動料金収受システム(ETC)の車載器を搭載していないにもかかわらず、ETC専用レーンを突破した、としている。
同隊によると、女は「ナンバーを付けずに走っていたが、ETC車載器を付けてカードも入れていたので料金は払っている」などと供述し、容疑の一部を否認している。
女の車は車高が低く、ETCレーンの開閉バーをくぐる形で通行していたとみられ、東日本高速道路(ネクスコ東日本)が2022年11月に「ナンバープレートを付けずに不正通行する車がいる」と同隊に相談。ETCレーンの防犯カメラ映像などをたどっていき、女の所有する乗用車が浮上したという。
東日本高速道路は「不正通行に対しては通行料金の確認を行い、割増金を含めて不法に免れた通行料金の3倍を請求する。今後も不正通行には毅然(きぜん)とした態度で臨む」とコメントした。