今年に入り、神奈川県内で交通死亡事故が急増し、交通事故死者数は21日現在で全国ワーストの13人に上っている。昨年の県内の交通事故死者数は過去最少の109人だったが、今年に入って一転。2日に1件以上というペースで交通死亡事故が発生しており、県警交通総務課は「非常に憂慮すべき状況」として、安全運転を呼びかけている。
県警によると、今年の交通人身事故の発生件数は前年同期比23件減の1061件で、負傷者数も同91人減の1205人にとどまっているが、死者数は同7人増の13人に上る。
ドライバーの漫然運転や速度超過によるハンドル操作ミスなどが原因の事故が多い一方、歩行者が横断歩道以外の場所を横断したり、路上に横たわったりしていたケースもあるという。