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神奈川最大規模、川崎にサウナ特化型施設 サウナー記者が一足早く体験

カナロコ by 神奈川新聞 2025年1月22日 23時31分

 川崎駅前にある複合商業施設「ラ チッタデッラ」(川崎市川崎区)が23日、サウナ特化型施設「saunahouse(サウナハウス)」をオープンする。男女それぞれ5つのサウナが完備されているのが特徴で、神奈川県内最大規模という。新たに誕生した「シン・都市型サウナ」に、日頃から“サウナ愛好家”を公言する40代の男性記者が足を運んだ。

◆男女ともほぼ同じ造り

 JR川崎駅から徒歩5分のところに地上6階建ての「サウナハウス」はある。

 1階はフロントデスクや待ち合わせ場所となるソファ、2階にはレストランとリラクセーションルームが、そして3階と4階が男性用のサウナ、5階と6階が女性用となっている。

 男性と女性のフロアの造りにはほとんど違いはなく、同じ規模で運営するのは極めて珍しいという。担当者は「女性にとってサウナの聖地になるかもしれません」と期待を寄せていた。

◆異次元の世界と甘い香り

 さて、5つのサウナで個人的にグッときたのは3階(女性は5階)の「サウナ4」と「サウナ5」だ。

 「サウナ4」は100度前後の高温をうたい、室内は「会話禁止」となっている。真っ赤なライトの装飾が特徴的で、テクノのようなこだわりの独特なBGMが響く。大量の汗をかきながら異次元の世界へといざなわれる感覚をもしかしたら味わえるかもしれない。

 フィンランド産の「ケロ」と呼ばれる木材がふんだんに使われている「サウナ5」は甘く柔らかい香りに包まれている。こちらも「会話禁止」で、セルフロウリュを行うこともでき、蒸気と熱を感じながら、静かに己と向き合う時間を過ごすことができるはず。

 友人と訪れるのなら「会話OK」の「サウナ3」も外せないか。室内の高低差は約4メートル。木材を組み込んだ独特な造りで、上段と下段では熱さが違う。じっくりと会話しながら汗を流すにはうってつけだ。

◆手ぶらでも安心

 季節によって水温が変わる水風呂は4種類。10度を下回る「エクストラコールドプランジ」で一気に体を冷やすも良し、20度前後の約11平方メートルの「プール」にもぐって、ゆったりクールダウンするのもお薦めだ。

 「ベランダ」と呼ばれる外気浴スペースには、寝ながらくつろげる椅子などが取りそろえられ、快適な「ととのいタイム」を楽しめる。また、まぶたを閉じると聞こえてくる、京急線の走行音も心地が良かった。

 男女ともに良質なアメニティーが用意され、女性にはリファ製のドライヤーだけではなく、カールアイロン(コテ)もある。担当者は「手ぶらで来ても安心してアフターサウナの時間が楽しめます」と念押し。

 2階のレストランやリラクセーションルームも充実し、何より川崎駅からふらっと立ち寄ることができるのも魅力。川崎の中心地で日常をふと忘れることができるだろう。

 料金は2750円(平日)から。年中無休。詳細は公式サイトへ。

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