神奈川県警暴力団対策課と麻生署は22日、電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益仮装)、窃盗の疑いで、東京都世田谷区、自称運送業の男(56)を逮捕した。
逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀して昨年11月16日、岡山県玉野市の60代無職女性宅に市職員などに成り済まして「税金の還付金を受け取ることができる」などとうその電話をかけ、同容疑者らが管理する口座に現金約43万円を振り込ませたほか、他人の口座を使って犯罪事実がなかったことのように見せかけた。また川崎市麻生区のショッピングセンター内のATMで現金44万6千円を引き出して盗んだ、としている。
署によると、男は「人をだまして振り込ませたことは分かりません。何かしらの犯罪で得たお金を下ろしたことに間違いありません」と供述している。
岡山県警から捜査の嘱託を受け、防犯カメラ映像などから男が浮上した。