神奈川県平塚市は、2025年度の職員採用試験から試験の実施方法を見直す。一般的に公務員採用試験は生産年齢人口の減少に伴い受験者の確保が難しく、内定辞退者も一定数いる。市は試験合格者の“入庁猶予期間”の延長、技術職の受験可能年齢の引き下げなどで若者から選ばれる市役所を目指す。
見直しでは、採用試験に合格して入庁できる権利を持っている「採用候補者名簿登載期間」を現在の1年間から、職種や受験枠に応じて3~5年間に延長する。県内自治体では初めてという。採用試験合格後に大学院を経て入庁するなど、より柔軟なキャリアが選択できる。