伊豆大島(東京都大島町)で毎年恒例の「椿(つばき)まつり」が2月2日から始まるのを前に、ミス大島ら観光キャラバン隊が今月23日、大島への高速ジェット船の発着港がある神奈川県横須賀市を訪れ、島の魅力をPRした。
まつりは今年で70回目を迎え、千品種を超える約300万本の多種多様なツバキが島を彩る。節目を迎える今回はメイン会場を島の中心市街地にある元町港船客待合所内に設置。また2月15日午後7時からは開催を記念し、花火大会を行う予定。民謡や踊りなどの郷土芸能が披露される他、マラソン大会などさまざまなイベントも行われる。
キャラバン隊のミス大島のヤマシロ鈴美さん(28)は「ツバキを使った美食や美容など楽しんでもらいたい」と上地克明市長にアピール。ミス椿の女王の細谷瑛子さん(28)は「三原山や裏砂漠など自然の豊かさを広めたい」と話した。
昨年のまつり期間中の来島者は、コロナ禍前の8割程度まで回復した。坂上長一町長は「島民の温かみや島の魅力を感じてもらい、にぎやかになればうれしい」と来島を呼びかけた。
大島への高速ジェット船は、横須賀の久里浜港から毎日1往復運航して、約1時間で結んでいる。
まつりの問い合わせは、大島観光協会電話04992(2)2177、高速ジェット船は、東海汽船電話03(5472)9999。